昨日、某スタジオの実施設計を終了し、3社に見積もり依頼を行った。
ファーストプレゼンが12月15日だったので、実質10日が経過している。
最初のヒアリングから数えれば、19日。3週間たっていない。
クライアントから初めてアポを受けてからちょうど一ヶ月くらいになるが、感覚的には、もうずいぶん長くおつきあいさせていただいているような気分だ。
スタッフの宗ちゃんもよくがんばった。手取り足取り教えなくても、自分で探求するパワーがある。
大学院卒のターボ全開といっていいだろう。これまでのスタッフにはない姿勢だ。27歳。この先が楽しみな人材である。

さて、当社では、最低限3社から見積もりを取るようにしている。
一社に限定すると、見積もりの妥当性の指標がつかめないからだ。
工務店にとっては、特命で依頼されたほうが、本気度が違うし、見積もり作業のはかどりもいい。
しかし、やはり、3社から取る。こればかりは、しかたがない。
忙しい時期にとれるかとれないかわからない見積もりを行うのは大変だろうと思うが、がんばっていただきたい。

さらに、昨今の状況もなやましい。
消費税増税の駆け込みで、来年3月末までの完成引き渡し物件を多数抱えている状況であり、当然ながら、資材と職人の調達が難しくなっている。
このような状況は全国共通であり、設計事務所も頭をなやませている。
施工会社もすでに間に合わない可能性が濃厚になっている案件もあるという。
間に合わないとなると、それはもう、大変な騒ぎになる。
そして、現場監督不足で引き抜き合戦もはじまっているらしい。
この状況はいつまで続くのか。一端おちつくのは、来年の5月くらいではないかといわれているが。

駆け込みで忙しいのはいいが、駆け込みが収まったあと、どうなるのか。
来年からの日本経済、良くなると説く経済アナリストもいれば、最悪になると説くアナリストもいる。
いろいろ考えても、もう、なるようにしかならない。
思い起こせば、バブル崩壊して1998年にスタートした当事務所、失われた20年とよばれるなかで、毎年毎年、来年はどうなるか、心配しつづけて今日まできて16年目。心配するのも疲れてくる。

さて、3社に見積もり依頼を出したが、全部が出そろう可能性は低い。
現場の対応が出来そうにない、というケースで辞退してくる場合もあるし、金額が折り合わない、というケースも出てくるだろう。

建築家との家づくりは、時間が必要なので、当社の場合、今年の9月末がタイムリミットだった。
無事に、それまでに完成させたし、現在工事中の現場も、工事請負契約締結まで済ませていたから、大丈夫。
つまり、この某スタジオの内装工事が、当社の消費税増税回避の最終便だ。

クライアントには、間に合わない可能性もある事を了解していただいているものの、やはり、間に合わせてあげたい。

1月中になんとかメドをつけて、2月から着工できる。そのようなビジョンを持って取り組んでいる。
胃の痛い日が続くが、もう少し奮闘していこうと思う。
さて、明日で仕事納めだ。明日は、今年の総括を綴ってみたい。