既存建物の解体工事に入る場合、すぐさま重機がきて解体というわけではないそうだ。
最近の解体事情によれば、昨日まで人が住んでいたかのように、家財道具などがほぼ全部残っているという。
いろんな事情があるだろうし、せっせと、いらないものを捨てる労力を省略し、解体工事やさんに任せてしまう、という事らしい。
解体工事現場には、どさくさまぎれに、近隣の誰かがこっそりと大型ゴミをかってに持ち込んだりもするらしい。

解体工事に取りかかる前に、まずは、ゴミ処理から開始するという。
分別しながら、二トントラックなどで、せっせと運び出していくのだ。

なんとも膨大なゴミだろうかと驚いてしまう。

とある写真家が、世界各国の人に、自分の家の前に家財道具すべてを陳列してもらい、写真におさめたというものがある。豊かな国ほど多く、膨大な家財道具が並べられていた。途上国の場合、鍋とか、わずかなものだけだった。
10年後くらいに、同じ家族にこの10年間であたらしく買ったり買い替えたりしたものを並べてくださいと、やった。
途上国の家族は、豊かになったのだろう、家電品やら家具やらで充満していた。
驚いたのは日本の家族。もうあれだけ物があったので、わずかな物が増えただけではないかと予想されたが、前回を上回る家財道具が陳列されていた。
ほぼすべてを買い替えていたのだった。

おもしろい現象だとおもった。
先進国でもドイツの家族などは、わずかな物だけだったように思う。
ドイツらしいといえばそうだ。

10年で家財道具はそっくり入れ替わる。
この企画は面白いので継続できるのであれば行って欲しい。
失われた20年の間にどうなっていたか。
少しは減っているかもしれない。

家づくりと家財道具の関係性、難しいものだ。