オリンピックの度に結果を出せなかった選手へのバッシングがひどい。
森元首相は、そこらへんのオッサンの与太話のような発言で世間をにぎわす。
ラガーマンとして恥ずかしい存在だ。
内容的には真央チャンをかばう発言だったようにも思えるが、デリカシーのかけらもない軽い発言は、元首相という存在の価値を自らおとしめている。
おまえがえらそうに言うな。国民の感情はそうなる。
日本国の首相といえば想像を絶するプレッシャーだろうと思うが、これまでの首相は一年ともたない。
真央チャンは10年近くプレッシャーと戦ってきた。
せめて、二期くらい総理を勤めた人でなければ、えらそうな事をいう資格などない。

ジャンプの原田。ノミの心臓とよばれ、さんざんバッシングされた。一年間くらい、心ない電話攻撃になやまされたという。長野五輪で挽回を狙うも一本目でミス。ミスというか、追い風や吹雪で最悪のコンディション。二本目の成功。残るは舟木。金メダルがとれなければ、またひどいバッシングを食らう。
「ふなき〜」という状態は、なにかの記事で読んだが「崩壊状態」という定義にあてはまるという。
それだけ追い込まれたのだ。

彼らがどれほどのプレッシャーと戦っていたのか。
テレビを見て、えらそうに批判する日本国民の90%は、同じようなプレッシャーに対面したら、速攻で崩壊状態になっているはずだ。
私なども、そこまでのプレッシャーは経験したことがないし、わずかなプレッシャーですぐに泣き言を言ってしまう。ミスしたら日本国民総出でバッシング。そんな事、想像もつかない。
そもそも、そこまでのプレッシャーがかかるような高みに登る事すらできないのだから。

日本人の99%が真央チャンのプレッシャーの重みを理解する事すらできない。
いや、自分もこれまでいくつものプレッシャーと戦ってきたという人もいるだろうが、そんなプレッシャーなどカスのようなものだろう。

真央チャンはショートプログラムのミスのあと、おそらく崩壊状態に突入していたと思う。
それを一晩で乗り越えてのフリープログラムの大成功。
おそるべき存在だと思う。

麻生さんが一流と超一流の違いをおもしろおかしく語っていた。
一流には比較的到達しやすい。超一流になる要件は3つあり、ライバル、運、コーチ。
意味深な感じで切り上げていた。
暗に批判しているようにも受け取れるし、真央ちゃんは超一流だ、と言っているようにも受け取れる。
政治家だなあ、と思う。森さんよりは賢い事は見て取れた。

キムヨナというライバルがいたとされている。運というのは、この時代に産まれてきたという事もあるだろう。コーチ。佐藤コーチの喝が入ったおかげ、とも言われている。
キムヨナが良きライバルであったかどうかはおいておくが、もし、キムヨナがいなければ、真央ちゃんのフィギュア人生はもう少し早く昇華されてすでに引退していたかもしれないし、8トリプルという成果もなかっただろう。真央ちゃんは、超一流と誰しもが認める存在である。

プレッシャーのおかげで真央ちゃんは、超一流の境地に到達した。
苦難は乗り越えられる人にもたらされる、といわれている。
まさにそういう事だったと思う。

真央チャンの姿を見て、壊れかけのオジさん達も、勇気と感動を得る事ができた。
大事なのは、この感動をオリンピック閉会と同時に忘れてしまうのではなく、いつでも思い出す事だろうと思う。

思いは実現する。
羽生君は、iPod?にソチ金メダルの画像を入れて、持ち歩いていた。心が折れそうになるたびに眺めては立ち上がっていたのだろう。見事に実現させた。

真央ちゃんのフリープログラムの時の写真をiPhoneの待ち受け画像にしよう。額に入れて事務所の壁に飾っておいてもいい。そう思った。ポスターでも買おうか。

日本国民は、一家に一枚、神棚の横に真央ちゃんのポスターを貼るべき。そう思う。
ライジングサン。日本復活の象徴といっていい。