2015年10月1日で、法人化してからちょうど10年の節目を迎えた。


企業の生存率のデータがある。調査方法がどうかという事もあるし、近年ではドッグイヤーとも「いわれ、もっと厳しくなっているという説もある。

よく引き合いに出される数字として、10年生存率は6.3%とされているようだ。
1000社のうち、63社。
事実かどうかはわからないが、まあ、そこまで根拠のない数字でもないだろう。

アトリエ系事務所で法人成りを果たした事務所は少ない。
それくらい難しい事。
そして、10年生存できたというのも、めでたい事だと思う。

創業から数えれば、18年目。
創業20周年に達するにはあと少し。

アトリエ系事務所においては、創業25周年あたりで、パーティーを開催する方が多い。
四半世紀存続できた事を素直に喜ぶのだ。
わたしも、創業25周年には、なにか記念イベントをおこなってみたいと思う。
いや、到達できたならば、必ずお祝いイベントをしよう。
自分自身で喜ばねばならない。

コラボ先の企業は今年、創業40周年を迎えた。
記念誌を発行し、事業の承継もつつがなく成功し、創業者も会長職から相談役にシフトし、油の乗った50歳の3代目社長が組織を率いている。
この企業ほど、ハッピーな40周年を迎えた企業をわたしは知らない。

ハッピーな企業もみてきたし、志途中で寿命を終えた企業もある。
建築家の世界も高齢化が進行している。
建築家協会のメンバーも60代が多く、徐々に、廃業したり、承継問題に苦労したりという状況だ。

きれいに廃業できたところはまだマシで、負債を抱えたままの倒産で、身ぐるみ剥がされてしまったケースもある。
そのような厳しい世界でもある。

バブル崩壊後の失われた20数年。
1998年に創業した私など、まさに、バブル崩壊後のすさんだ社会環境のなかで産声をあげ、失われた社会のなかで生き抜いているともいえるだろう。
そのような状況下で、46歳時での実績を比較検証してみると、バブル時代や、それ以前に創業した企業に引けをとってはいない。むしろ、凌駕しているくらいだ。奇跡的な事だと、自画自賛しておこうか。

これからどのような道を進んでいくかは、私自身もわからないが、安定という言葉は見えてこない。
だから、せめて、こういった創立10周年という事を素直に喜び、明日への活力とするほかないのだ。