アメリカで、富裕層が集積した行政区が独立しているらしい。
税収の過半数以上を出している富裕層集団。
税の再配分の効率をあげようと、独立したという。
新しい市のような感じになったのだと思う。
行政サービスを徹底して民営化しているという。一つの企業のようなものだ。

富裕層の離脱のため、既存の行政区では税収が大幅減。破綻をさけるため、公共サービスの削減がはじまる。
ゴミ収集も週一回になり街路はゴミが山積み。公立病院も人員削減、図書館も時間短縮、学校も縮小、おまけに、刑務所の運営も厳しくなり、犯罪者の開放をするという。

富裕層の地域と貧困層の地域には見えないフェンスがあると表現されていたが、そのうち、リアルなフェンスで囲まれるのは時間の問題だろう。
なにか、SFの世界になりつつある。

日本にも広がる格差社会。
近い将来、日本にもこのような現象が起きるかもしれない。
実際に、限界集落が広がっているし、高級住宅街では見えないフェンスのようなものがあるように思う。
現実でもそのような見えないフェンスはあるのだが、あからさまになっていく。

市や町を構成する要件を満たせば新しい行政区が出来てもおかしくない。
コンパクトシティを作り上げ、居住者の年収制限をかける。かけなくても、土地の価格をつりあげれば、自然とそうなる。境界に高い塀がもうけられ、武装した民間の守衛が警護する。
ゲートでは入構パスポートが提示される。そんな状況もありうる。

バイオハザードのような世界。

公共サービスが低下していけば、必然的に転出する人も増え始めて、さらに加速する。
どこに住んでいるかで、ランク付けがされる。
現在でも見えないランク付けはある。
それが、一気に加速するのだ。

なんと恐ろしい状況だろうかと思う。
自由な国アメリカ、アメリカンドリーム。もはや過去の輝かしいイメージなのか。
持てる1%と持たざる99%の構図は拡大しているのだ。