東野圭吾のミステリー小説が面白かったよ、と母から聞かされた。
正月にテレビドラマがあったらしく、それが、とてもよかったらしい。
東野圭吾という作家の名前は耳にはしていたが、なぜか、いままで、意識したことがなかった。
母はミステリー小説を好んで読んでいた。土曜サスペンスとかもよく見ていたものだ。

ネットで、正月のドラマがアップされていたので、ふと見てみた。
阿部寛主演の「新参者」の特番。
なるほど、とてもおもしろかった。
新参者はずいぶん前にテレビドラマ化されていたことを知る。
新参者の動画もつられて出てきたので、第一話から見始めると、これが、とても面白く、一気に見てしまった。

推理小説は、子供の頃、怪人21面相シリーズをよく読んだものだ。
決まって、古い洋館が舞台となり、不気味な挿絵などがあり、密室とかもからんだ殺人事件などが定番だったように思う。

サスペンスドラマはいたって、こういう趣向が多いのだが、東野圭吾の新参者についていえば、社会派といううか、単なる謎解きでおわることなく、その背景にある社会問題に肉薄している部分があり、見応えがある。

新参者、のプロデューサーは、半沢直樹のプロデューサーだった。ああ、ずいぶんまえから、こういった硬派なものをつくっている人なんだなあ、と、妙に感心した。

あわせて、映画版の「麒麟の翼」も見る。これも、見応えのあるいい映画だった。

この新参者は、かならず、親子、父と息子の確執が描かれる。
永遠のテーマのようにもおもえる。

小説家、なかでも、サスペンスとか推理物の場合、観客に虚構の物語を信じ込ませ、最後のトリックとして、いろんな伏線がパチパチとはまっていき、どんでんがえし、というのが、醍醐味だ。
力量もいるだろうが、どんでん返しの際に、強引すぎると、一気にしらけてしまう。

同じく、東野圭吾作品、容疑者Xの献身、も見る。
これも、ガリレオという推理小説の映画版であったが、なるほど、見事などんでん返しだった。
こういった作品は、俳優さんの名演によるところも多い。犯人役の堤真一のラストの迫真の演技に感動した。

そういうわけで、東野圭吾ざんまいの正月休みとなってしまった。
小説も読み始めてみようか、とおもう正月あけだった。