本日より新しいスタッフを迎え入れる事になった。
山村宗一郎、27歳。
私の母校である大分大学大学院卒業、さらに、私と同じく佐藤誠治先生のゼミ出身。
さらには、私が大分大学大学院で非常勤講師をつとめていた時期の設計演習講座の教え子でもある。
さらには、彼が大学院生の頃、当社へインターンシップで3週間在籍していた。「上田の湯の家」の模型は彼の制作によるものだ。
福岡の有名アトリエで2年半の修行を経て、当社で預からせていただく事になった。

大分大学出身の私にとって、もっとも、血の近いスタッフである。

これまでのスタッフは、学歴や経歴など、多種多様な雑種のような人材が多かった。
それなりに、短期間に成長はさせたが、私の思い描いていた人材にはなりえなかった。
私の不徳の致すところではあるが。

27歳の若き同門の後輩であり、教え子である彼。
出社初日から、新規のプロジェクトに取りかかってもらった。

スタッフ育成はとても難しいものであり、スタッフのライフプランなども含めると配慮は多岐に及ぶ。
さらには同門であるため、恩師の手前、手を抜くわけにはいかない。
同門であるという血の近さからいっても、私の後継者の最有力候補でもある。
16歳年が離れているので、世代的にもちょうどいいくらいだろう。
ラッツのこれまでの実績の資産を正統に受け継いでいく存在かもしれない。

とはいっても、どうなるかわからないのが、スタッフ育成の難しいところ。
ともかく、新しい体制で、さらなる飛躍をとげていこうと思う。

事務所に新しい風が吹き始めた。そのような新鮮な気分である。