新規の某スタジオの内装デザインのお仕事、昨日、初回のヒアリングを行った。
ご夫婦でご参加いただいた。魅力的な理想の夫婦という感じだ。
先日、貸店舗の下見もすませており、あらかじめ、聞いていた概略の要望をふまえて、たたき台をすでに作成しており、それをベースに打ち合わせをすすめる。
新しいスタッフは、初日に現調に同行し、翌日にプランをまとめ、本日、3日目に打ち合わせに同席して、補佐をつとめた。
いくつかの参考事例の資料をもとに、こちらが用意したたたき台ではあったが、ほぼクライアントの要望を満たしていた。
こういうときは、打ち合わせもなごやかに進行し、楽しいひとときをすごすことができる。
来週末にファーストプレゼンを行う事になったが、もう、8割は完成している状況になった。
これまでの経験値によって、あるていどの要望は想定できるものだし、合理的に考えれば、納得のいく形というのは生まれるものだ。

来週末のファーストプレゼン時点で、ほぼ実施設計をおえて、見積もりに突入していこうと思う。
年内に見積もりがあがり、年明け着工。そういった段取りですすんでいければベストだろう。

新しいスタッフは、私の打ち合わせのMCぶりをはじめて目撃する事になったのだが、終了後、見事でしたね、と、感嘆していた。私にとっては普通通りの進行だったが、スタッフにとっては以前の職場でのシーンと比較せざるをえなかったようだ。
建築家はだれでも、見事なMCぶりなのは間違いがないのだが、私の場合、できるだけ笑いを意識している。
大爆笑打ち合わせ、これが、私の描く理想だ。

大爆笑というのは難しく、大爆笑させる必要性もないのだが。
そして、話を脱線させる必要もない。自然な流れで、そのときどきの話の展開にあわせて、スムーズに流していく。私がお笑いを研究しているのは、仕事のためでもある。
笑いながら本音を語っていただき、隠れた要望を引き出す。
そういった打ち合わせができると、こちらも充実感がある。

このスタイルを見て育つスタッフは、自然と爆笑系の打ち合わせスタイルを踏襲していくことになる。
新しいスタッフもいやがうえにもそうなっていくだろう。
いい面だけ吸収してもらいたい。

お見送りしたあと、さっそく、設備会社などにアポをとり、技術的な打ち合わせの段取りを行った。

そして、スタッフには、もうひとつの案件のスケッチを渡す。
本日の昼休みにささっとつくったスケッチ。
このスタジオの案件と同時並行で進行していく住宅。
先般の桜坂の家の卍型住宅の発展形だ。
こちらも、年内にファーストプレゼンという段取りになっていくものだ。

そして、某幼稚園の園長先生にフォローの電話をいれる。
立て替えプロジェクトの進行が初めての方であり、段取りがうまくつかめていないもようだったので、老婆心ながらアドバイスさせていただいた。
なにごとも、初めての方は業界の慣習がわからなく、素朴なケースで悩まれている場合が多い。
ここまでは無料相談の範疇だ。次のステップに踏み出していただければと思う。

いろいろと風が動き始めた、といった、今日このごろだ。