小泉純一郎元総理の脱原発発言がマスコミでもしきりにとりあつかわれている。
昨日の報道番組で、小泉さんの発言のベースとなったとされている、エイモリー・ロビンス博士の紹介があった。博士の言っている事は、なにも、夢の新エネルギーとかではなく、30年前から実用化されている省エネ技術がベースであった。

ロッキー山脈にある博士の自宅兼研究所の様子が紹介されていた。
外気温ー40度にも達する地域で、バナナが育っていた。
ようするに、断熱機密を徹底して、太陽光発電やら、太陽熱を活用して暖房したり。
ようするにパシッブハウスという事だった。

太陽光や自然エネルギーで充分に電力などまかなえる、という博士の持論である。
そういった主張に対して、不安定だとか、広大な土地で太陽光発電施設をつくっても、原発一機分にも満たない、とか、そういった反論はよく出てきていた。

私自身もパッシブエネルギー活用派である。
これまでの作品はパッシブデザイン手法にのっとり、作ってきたという自負がある。
持続可能な素材である木造を中心とし、鉄骨像でも外断熱、コンクリート造でも外断熱が大前提である。
そして、3.11の衝撃は大きく、脱原発に賛成している。
国防の観点から考えると、日本の核開発技術はキープしたいとはおもうのだが。

すでに、建築業界においては、ちかいうちに、住宅などにも厳しい省エネ基準が義務化されるようになっている。

さて、自民党が原発推進をすすめているなか、小泉さんがなにゆえ脱原発をいいはじめるのか。
不可解だ。太陽光パネルメーカーとなにか癒着のようなものがあるのか。
それとも、政治家として、最後に、世の中のために役立ちたいという気分になっているのか。
それに対して、現政権の安倍総理はどう感じているのか。

日本の戦後政治は闇が多い。小泉元総理も、そういったマイノリティ支配の一端を担ってきた人だ。
今回の事も、そういった闇の思惑を内在させている可能性は高い。

しかしながら、エネルギー問題は日本の生命線だ。先の大戦も石油資源の確保という大問題からだ。
その反動から原発にシフトしていった気持ちはわかる。

住宅レベルならば、パッシブ技術を最大限活用すれば、電力自給も可能だろうが、その他の産業はどうなのだろうか。

日本がエネルギー問題からフリーになれる日がはやく到来してほしいと願う。