小保方さん騒動について考えた。
理系の大学院で修士論文を書き、「修士」の学位を受けた私にとって、この小保方さんの騒動は、世間一般の方よりは、少し分かる。そういった部分がある。

私が修士の学生の頃、20年以上前においては、理系の女子学生などほぼ皆無であった。
50人くらいの同期のなかに一人いた。
まさに紅一点。クラスのマドンナ的な存在で皆で大事にしていたように思う。
今なにをしているのだろうか。

年々、建築学科にも女子生徒が増え、菊川怜の登場により、いっきに、工学部の建築系学科にも女子が急増するようになる。たぶん。
菊川怜は、結局、芸能人となったが。

大分大学大学院の非常勤講師で4年間教鞭の職につかせていただいたが、10名くらいの院生のなかにも3〜4人は女子学生がいる。そのような時代が到来していた。

設計事務所にも女子社員が増え始める。
ゼネコンの設計部にも女子社員がちらほらといた。
事務職の女子と総合職の女子。いくぶんの対立もあったし、やはり女子という事で上司は気を使い、お花のお稽古だからと残業せずに帰宅する女子社員をみおくり、我々男子はこきつかわれるという構図もあった。
そして、次々と結婚による寿退社で見送ったりもした。
女性の社会進出は好ましいと思うが、結婚、出産、という大問題とキャリアの継続は難しいものだと思う。

研究職というのは、研究予算を獲得しながら、数少ない組織を転々としながらでしか継続するのは難しい。
男性でも難しい世界なのだから、その過酷さは想像を絶すると思う。

民主党政権の仕分け、そして、大学の法人化によって、研究者の環境は厳しくなるばかりと聞く。
ただちに成果の出る研究が優先されると、ほんとうに大事な研究が成立しなくなる。

6つくらい後輩が、佐藤ゼミの助教となり、まさにリケジョの最先端であったと思う。
目下、大分県ではあちこちに顔を出す活躍をしている。
女子力は小保方さんより断然高いというのが、大分県界隈のオジさん達の統一された見解ではないだろうか。
リケジョで割烹着。小保方さんブームの当初は、割烹着を着てはどうかともてはやされたに違いないと思うが、このようになった段階では、一緒にしないで欲しいと困惑しているのではないだろうか。

小保方さんについては、単純なねつ造とする説と、STAP細胞の存在がうとましい勢力によって不当なバッシングをされている、という説がある。

論文というのは、過去の先人の研究の成果に立脚して記述されるわけだから、論文の最初の方の研究の背景や用語の定義などというものは、論文の引用がおきるのは常である。
引用先の情報が記載されていないだけ、という単純なミスを、とことん突っ込んでいるに過ぎないように当初は感じたのだが、根幹の部分に及ぶとなってきた。本当の所はどうなのだろうか。

どこまでが真実かどうかは分からない。海外の教授が正しいといっているかぎり、正しいのではないかと思うのだが、どのような収束をするのだろうか。

この騒動が収束し、アメリカに渡り、数年後にやっぱりSTAP細胞は正しかった、と証明して欲しい。
そして、バッシングしたマスコミと責任逃れをした上司達の首をとってほしい。
そのような事をぜひともやってほしいと思う。