78歳の父と73歳の母。
まだしっかりしてるのだが、ややこしい話は心もとない。
耳も遠くなり始めて、理解力がぐっとおちてきた。
父がそんな感じになり、母はそれをなげいているのだが、そういう母も理解力が落ちてきている。
それは、私が日々痛感する出来事だ。

大事な話には、私が同席してあげる事が増えてきた。

今日も、数時間、付き添いとして立ち会った。
父はまだ車の運転はするが、運転主兼付き人として立ち会う。
帰りかけに、うどんでも食べて帰ろうか、となり、近所のうどんやへ。
車の乗り降りにも、モタモタするようになった。

ああ、こうやって、逆転していくんだなあ、とさみしい気分になる。
年をとっていく、といのは、こういう事なんだなあ、と、思った。

なにげない会話が続く。うどん、おいしいね、とか、量が多くない?とか。
心配事があっても、うーん、そうだね、調べておこう。とか。

母は父の理解力が落ちているのをいぶかり、病院で認知症のチェック診断のようなものをうけさせたらしい。
文句もいわず、父が従ったのは、自分自身でもおもいあたる事があったのだろう。
そのテスト用紙のようなものを見せてくれた。30点満点で27点だった。だいじょうぶですよ、という事だったらしい。すこしは安心したようだ。

両親に対して、昔のイメージから、しっかりしてくれよ、と、いらついていた時期もあったが、最近は、ゆっくりと、見守るような心境になってきた。
こうやって、世代交代はすすんでいくのだなあ、と思った。
夫婦二人三脚で、できうるかぎり長く、平安な日々を過ごしてもらいたいと思う。