人気番組のビフォーアフター。
先日、関西の実力者、西濱さんの回を見た。

西濱さんは、私が独立した1998年の時、すでに、わたしは認知させていただいていた。 ああ、関西に凄腕の建築家がいらっしゃると。

ビフォーアフター、番組の演出上、実際とはかけはなれた演出も多く、同業としてツッコミどころも多い。
なんだかなあ、と思ってもいたのだが、この私にも、匠としてのオファーが来た。
カメラテストをうけて、今、待機リストに加えていただいている。大分近郊の依頼があれば、声がかかるような状況だ。私がこのオファーをお受けしたのは、友人知人の建築家が数人出演したという事もあるが、西濱さんの出演回の出来がいずれもすばらしく、西濱さんが出演しているから、というのが、私の最大の動機付けになったという事を告白しておく。

今回は、女学校の学食のリフォーム。
一般住宅のリフォームとはおもむきが違う。

なにげに、チャンネルをあわせて見始めると、ぐいぐいとひきこまれてしまった。
見事な提案内容。もう120点。
そして、ラストには、おやじバンドを結成している、西濱さんのオンステージで幕を閉じた。
一本の映画をみているかのような気分になった。

毎回、クライアントの感動の様子は見ていて気持ちのいい物だ。
しかし、今回は人数が違う。
数百人の生徒が、感極まって喜んでいる。
そこに登場した西濱さんは、さながら、スターであった。

できるだけ、学生達に参加させる。そこが、大成功のポイントだろう。
生徒の参加。問題点へのダイレクトな解決法。
再利用の徹底。すばらしいと感じた。
提案内容は、無理がない。すっと、おさまっている。見事だ。
それでいて劇的に変化している。これまでのビフォーアフターのなかでもベストのように思う。
一般住宅ではないから、不特定多数の利用者の事が想定されているぶん、普遍性を勝ち得ている。

西濱さんを主人公にしたテレビドラマなんかすぐに成立するように思う。
実に実力と人間力にあふれた建築家だなあと感動した。

映画化を希望したい。ビフォーアフター発の建築家を主人公とした映画。
主演は、ふたたび、阿部寛でいいかもしれない。
いや、西濱さんであれば、俳優業もできるのではないだろうか。

いままで以上にリスペクト。
わたしが、ビフォーアフターに出演する時には、一歩でも肉薄したい。そのように思った。