豊岡の家2の真冬のオープンハウスを開催した。
オープンハウスはおまけで、本当の目的は、久しぶりに、おいしいお酒を飲もうという事だった。
前日の夕方からおじゃまする。
遠方から来客あり。クライアントのパッシブハウスの探求に大きな役割をはたした、ブログ仲間の方。
兵庫県からわざわざお越しくださった。

現場が進行中にも、遊びにきてくれて、定例会議にオブザーバーとして参加いただいた経緯もある。
地ビールのみやげでプレ酒席はもうスタートしていた。

日出町中心部の料亭に移動し、ふぐを堪能する。この時期は、城下かれいよりもふぐのほうがうまいという。
思い出話に花がさいた。

おそらくは、この二人、パッシブハウスの知識量は、アマチュアの中では、日本のトップレベルだと思う。
我々プロが舌をまくほどの知識量だ。

皆で家に戻り再び宴会。深夜におよぶくらいで、終了。私もふくめて、宿泊させていただく。

室温は、エアコン入れずに、約18度をキープしている。コンクリートに蓄熱されたものの輻射熱による室温18度。薄着でも快適だった。
やさしい空気感がある。もう、性能的には大成功といっていいだろう。
月々の電気代は、5000円台を推移していた。もはや、ワンルームマンションくらいの感覚だ。

翌日、クライアントの朝食をごちそうになり、兵庫の方の新築祝い?のプレゼントである、手製の百葉箱の設置をおこなった。外気温計を設置するためのもの。正確な外気温が測定できる。
測定データは、無線で室内の表示計におくられるというもの。
百葉箱が設置された住宅。わたしにとっても、初めてお目にかかった。

オープンハウス開始。
外気温は10度。室温は、20度くらいをキープしている。

オープンハウスのお客さん。高校の先輩で、10年前にソーラーサーキットの家をたてた方。
この方も、理論派であり、探究心が旺盛。
10年前に先駆的な住宅を取得している、というのは、かなりのものだ。

クライアントや私への質問は、それはもう、的確。
そして、体感したリアクションも、まさに、的確。

ああ、パッシブハウスの「家ほめ」ができるアマチュアの人が、こんなにもそろうとは。
おそらくは、大分県で、もっとも密度の濃いパッシブハウス談義ができたのではないかと思った。

私の事務所でも、25mmの外張断熱RC造だから、冬でもあたたかいほうなのだが、300mmの断熱材のこの住宅は、その比ではなかった。

もうじきちょうど一年が経過する。データをとりまとめて、世に問いたい。
もう、世界レベルの性能といっていいだろう。

私も、引き渡した住宅に一泊させていただくといううれしい体験もできた。

現代の住宅の「家ほめ」。
素材、職人技、から、空間にうつり、パッシブなスペックにうつる。
かなり高度なものになってきた。
まだ、ごく、先駆的な人だけがなしうる事であるが、日本国民が総じてこのレベルに到達したならば、原発などいらない社会はあっというまに実現するのではないだろうか。