東北大震災と福島原発事故から丸三年がたった。
日本のマスメディアは、大事なニュースを報道せず、どうでもいいスキャンダルニュースばかり。
こういった時期に、過去をふりかえる特番が乱立してくるのだが、本来は、継続して報道する義務があると思う。

福島原発周辺の町は、あの当時から時間がとまったようにそのままある。イノシシが徘徊していた。

帰るに帰れない。

もし、自分自身が当事者だったらと想像する。
どのように立ち上がる事ができるであろうか。

20年前の阪神大震災の被災者ですら、まだ、完全に立ち直れていない。
心の傷も癒えていないと聞く。
それはそうだろうと思うのだ。

天災の多い日本。
こういった悲劇を繰り返してきた。今回は、福島原発事故というややこしい問題も重なる。

確実に言える事は、こういった悲劇を教訓として、少しづつ、改善されてきてはいる、という事だろう。
日本の耐震技術は進化し、台風、洪水、毎年被害はでるが、毎年、強化されている、という事だ。
都市の更新には時間がかかるのだ。

一歩づつ、日本国土の強靭化は進化していくのだと思う。
いつの日か、自然災害での死者数ゼロ、という偉業が達成されるはずだ。
いつの日か。

毎年の自然災害によって弱点があらわになり、強化する。その繰り返し。確実に強くなっているのだ。
地球上で同時に同じ規模の自然災害が起きたとしても、日本が一番被害が少ない。そういったレベルになっていると思う。落胆する必要はない。

いつの日にか、津波を打ち消す装置が日本列島の沖合にぐるりと設置されるかもしれない。
日本列島に到達するまえに消去してしまう技術だ。そして、その津波のエネルギーを転換し、電力を得るとかの画期的な技術が。自然災害のエネルギーをプラスに転化させる技術開発。

もちろん、建築家は、自然災害にびくともしない建築物を提供していく。
そういった時代が必ず来ると思う。
それが、犠牲者に報いるための、生き残ったものの責務だろう。